値段設定するのはとても難しい....
高すぎても来ないし、安すぎても儲からない。
競合のあそこはあの値段でやってるから、うちはちょい安のこれでやろう。
とか、お店を出す時に値段をいくらにするかとても悩んだと思います。
では、サロンで施術を受ける値段て言うのはどのように計算するのだろうか?
CARNELでの考え方は、「コスト」と「目標売上」と「継続性」です。
まずコスト。
コストとは、材料費はもちろん一番に考えないといけないのが「かかる時間」です。我々の仕事は人が動かないとできない仕事なので、必ず人経費と言うものが必ず付いてきます。
人の時間をどれくらい使う必要があるかを考えて値段を決める。
短時間でサッと終われるなら、低価格。
時間がかかるなら高価格。
ザックリだとこんな感じ!
が、高単価を目指すぞ!!っといってカットだけで1時間以上丁寧に細かくやっていたらお客さんは遅せーーーーって感じてしまいますね。
前の記事にも書きましたが、お客さんは思っているほどヒマじゃないので、単純に時間をかけられても不満が出てきたりします。
早いことには越したことないので、できる限り施術はスピーディーに!
次に目標売上。
これはどの店舗経営でもいえることで、利益を出すために売上がどれくらい必要なのか?
ここの店舗の席数、スタッフの数、営業時間でMAXどれだけ出せるか?
また、MAXの回転数、見込み稼働率はどれだけなのか?
このことを頭に踏まえたら...これくらいの値段が必要だね!っていうのが見えてくるはず!
目標設定というのは、どんなことを成功させるにも必要なことなので日頃からこの思考ができるように訓練は必要です。
最後に継続性!
これはお客さんがこの値段を払い続けれるか?ということです。
理美容業はお客さんがリピートして成り立つ仕事。
通ってもらわないといけません!
これを設定するには肌感でしかなく、実際に自分が出すとなるとどうなのか?というのを考えなくてはいけません。
我々理美容師って髪を切る時は自分の店のスタッフに切ってもらうことが多く、髪にお金を払うってことを実はやってきてないのです。
なので、自分が払うのだったらっていうのが意外と想像できない。
自分達の価値観で考えてしまうってことですね。
そうするとカットだけで1万にしよう!
技術を高めて、富裕層に刺さるような価値を提供できれば差別化できて通ってくれるはずだ!!
ウエルカムドリンクでシャンパンなんて出しちゃおう!!
ってな感じで。
まー確かに、高級ホテルとかウエルカムドリンクでシャンパン出しちゃうとかありますね。
高級ホテルのようなおもてなしで、最高の技術。1万払ってもらえそうですねーーー。
って考えた人は色々考えが甘いですねw
まず、富裕層の人ってどんな人?ってとこから。
富裕層な人はどうやってお店まで来るでしょうか?
大半は車ですね。タクシーを使う人もいますね。
けど、大半は自家用車です。富裕層は公共交通機関は使いません。特にコロナが出てきてからはほぼ使わないでしょうね。
自家用車で来るってなるとどうなりますか?
そう、シャンパンのようなアルコールは飲めません!
昔はうちもビール出したりしてましたが、ほとんど車で来るのでビール出せなくてやめちゃいました。
そして、日中に酒飲んだりすると1日の行動に制限が出てしまうので飲まない方がいいです。
せっかくの休みだから色々やりたいこともあるので合理的な富裕層はまず昼間から飲むとかしないでしょうね!!
じゃあカットで1万を払うってなると...よほどのカットのクオリティーがあるか、ブランド力があるとかじゃないと払わないでしょうね。
けど、毎月を1万払うってなると....収支のポートフォリオ的にも比重は大きすぎかな。
毎月通うってなると継続するのは厳しいかもしれませんね。
以上の3つの点を考えてCARNELは今の価格になりました!
けっこう考えるの難しいです。
考えるのが難しいなーって思っている人はぶっちゃけ競合のマネをしちゃうというのも一つの手です!
差別化するのが難しくはなるかもしれませんが、こっそりスパイしに行ってどうゆう感じでやっているかを体験していいところをパクって、ダメなとこを改善するというのが一番の近道だと思います。
CARNELはガンガンいいところはパクりまくってますw
ビジネスって大半はパクってちょい改良なので他でのいいところはどんどんパクりましょう!
そのためにも、今一度お客さんになってみるというのが一番色々なところが見えてくるかもしれませんね。
お金を払う経験値を積んで、自分の商売に活かしていきましょう!!
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