美容師は入れ替わりが激しいと世間的にはよく言われる。
はい、本当にそうです。
前回いた子が次回来た時には、いなくなるなんてよくある話。
ではなんでこんなに離職率が高いのか?
1.給料が安すぎる
2.休みが合わない
3.詰んだ!
の3つが理由。
1の話。
美容師の平均年収は284万
新入社員ならこれくらいの年収はありえるのじゃないかな?って思うかもしれないが、これ僕らクラスの人間も含めて業界全員の平均年収です。
これ以上もらっている人も当然いるし、これ以下もいる。
サラリーマンの平均年収500万というけど、実際のボリュームゾーンは300万代
平均よりも下の数字がボリュームゾーンとなるから実際は200~250万がボリュームゾーンとなるでしょう。
この年収はかなりやばい数字ですよね。
これでは奨学金をもらってた子は一人暮らしとか絶対無理ですからね。
資金がショートして辞めざる負えないっていうのがオチ!
2.の話。
土日は仕事、おまけに休みも講習やらで休日出勤。
普通の会社員とは休みは絶対合わせれない。
飲み会や合コン、みんなの集まりとかに参加できないから友達は減っていく一方。
恋人も他業種の子だと休みが合わないことで喧嘩の原因になる。
どんどん周りは離れていく状況で仕事が上手くいかないことがあったら雪崩式にメンタルは崩れ、辞める。
入りたての若い子によくあるパターン!
最後に3の話。
これは世間的に知られていない話。
サロンには使える席数というのがあり、各スタイリストに割り振られている。
その席数によって予約を入れることができる数も決まっていて、売上も席数で大きく変わる。
ここら辺で勘のいい人は気づくと思うけど、アシスタントからスタイリストになるには席をもらわないとどんなにカリキュラムをクリアしてもなれないという現実がある。
つまり今席を使っている人間がいなくなるか、新しい店舗ができて移動するか、どちらかじゃないとスタイリストにはなれないという現実。
これも、いつになるかわからない。
よくスタイリストになるには5年以上はかかるというのも、技術云々ではなく、席数を新たに作るのに5年以上かかるというわけなのである。
簡単に新店舗なんて作れないし、今いるスタイリストに席を譲れよと言ったら大揉めしてその人が辞めることになるからそんなことは言えない。
にっちもさっちもいかず、理不尽な理由を建前に新しくスタイリストになろうという子にひたすら待てをいい続ける。
もちろん、その間の給料は現状のまま、年収200万代ですw
出口がいつになるのかわからなく、ただただ時間だけが過ぎていく。心の中で思うことはオワタ....
これが詰むということなのだ!!
1と2はどんなことあっても今後続けていけれない人間だと思うからこれに関しては対策を練る必要はないと個人的には思うけど、3に関しては有能な人材を失うことになるので対策を練らないといけないと思う反面、この世に美容師になれる人間は限られているという現実が見えているのじゃないかなとも思う。
美容師1本で飯を食う。
聞こえはいいけど、生半可なことじゃないし、技術以上に頭が必要になる。
美容師の仕事はいい仕事だと思うし、辞めるには勿体無いと10年以上続けているから思う。
そのいい仕事をいかにやり続けれるか?これが現代の美容師に問われているのじゃないかな?っと僕は思う。
その問いに1つの道を作れるのじゃないかなーーって最近思うので、それはまたの記事で書こうと思います。
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